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Tuesday 29 December 2015

クリスマス

食べさせてもらってばっかりの
(あ、一回だけ夕食でひたすら巻きずしをつくりましたが、、、)
飽食週間またの名をクリスマスが終了しました。
イブとクリスマス当日はこんな本を読んでいました。。
英語で読んでも良かったんだけど、新装版の文庫カバーに惚れましたw


べつに面倒なことはあんまりないんだけど
毎回ご飯食べてデザートがあって、というのは私はちょっと苦手です。
昔から一度に食べられる量が少な目で、おやつはごはんと時間をおいて
本当に小腹がすいたときに食べるので
ランチやディナーを食べてデザートも食べてうーんお腹が張ってる・・・みたいな感覚、
あれが私にはしんどい。

アイスクリームも生クリームも大好きな義両親みてると
スコーンひとつ食べるにもバターべったり(それはチーズですかってくらいたっぷりナイフに盛る)、
ジャムべったり、おまけにしゅーって泡を出すタイプの生クリームまで盛って食べる。

で、毎回いっつも「クリームかける?アイスもいっしょにたべる?」って一食食べるあいだに最低2回聞かれる。
いりません、って毎回断る。

Are you sure?

ってまた言われる、の繰り返し。




イギリスのおやつ、だいたいが基本バターたっぷり、お砂糖どっさり入ってて甘すぎて重いし
スコーンだとホームメイドのはお砂糖入ってなくて


ママンがメレンゲを焼いておやつを作ってくれてたんだけど、
ママンはラズベリーソース(砂糖は入ってない)をかけた後にお砂糖ザバー。
イアンと冗談半分でSugar on Sugarだね!ってママンをからかったりしましたが
あれ最初みた瞬間はえっ!ってビビったよね・・・
メレンゲだけでめっちゃ甘いやんーーーー!




まあ、それが何日も続くと何となく断るだけで気疲れも多少ありますが、
私も割り切ってNoといえる日本人になったので
「いる?」「いりません」「ほんとに?」「もう3回断りましたで」
などとサクっと返すようになりましたので、義実家だけならまあ楽です。

ま、そんなこんなもありましたけど、本日おうちに戻ってきました。

イアンちゃんからのクリスマスプレゼントのひとつはバレエのポイントシューズ。
お店で専門のフィッターさんに何種類も試し履きさせてもらって
自分に合ったのを選ばないと足を痛めてしまうから
実は12月の初旬のうちに買っていましたw

サテンが傷むのを防ぎ長持ちさせるために刺繍をしたり、パッチをあてたりするんですが、
お店で見たパッチがおじさんの肌着色ですかっていう濃いベージュだったので
ちょっと時間はかかるけど頑張って家で刺繍しましたよ・・

後でバレエの先生にはパッチの方がトウで立った時に具合がいいのに!と言われましたが、、w


だって刺繍の方がかわいいもん笑。




もうすぐ新年。
みなさま、どうぞよいお年を。

Friday 11 December 2015

Sparkly



何だかだいぶ前の話になりましたが、カーディフのバンドの皆で
11の初めの週末にウェールズの西の端にあるコテージホテルに行き
合宿&ライブをやりました。


夜には豪華なビュッフェディナーがあって、
ドレスコードはSparkly!だったのでこんなの買っちゃったわけです笑。
 イギリス人みたいにハデハデ・ギラギラの衣装は絶対に似合わない自信があったので、
つつましやか過ぎず、スパンコールはたっぷりついているけれども上品みたいなレベルを求め
ウースターまで出張して探しましたよー、ふう。


ちょうどバレエの練習着で黒のシークインを散らしたトップスがあったらいいなあと
たまにオンラインやチャリティーショップで探していたのですが、
ちゃんとしたドレスアップ用過ぎて練習着にはとても使えんな・・・。

でもバレエで使っているシフォンの巻きスカートがきっと合うと思ったので
ディナーはこんな感じで行きましたよ。
折角なのでお家でバレエシューズ履いて写真を撮ってみた・・・



写真はうちのベッドルームなんですけどね!w
この写真に写っている板張りの床スペースが私のバレエ自主練習スペースなのですよー。
チェストの向こうにもうすこしスペースがあるのでそこで黙々ピルエット練習したりね・・・

先生は1年にしちゃImpressiveよ!と褒めてくれますが、
ピルエットなんかは出来る人はあっという間にマスターするのを目の前で見ているので
私は運動神経が問われるものは本当に時間がかかるな、と思います。



あ、バレエ繋がりですが、
明日はバーミンガムロイヤルバレエのくるみ割り見に行ってきます!
実はこのくらいメジャーなバレエ団の公演は観に行ったことがないので
とっても楽しみです。

Thursday 12 November 2015

ひとりで児童文学月間


ただいま一人で児童文学月間をやっております。



図書館で布張りのちょっと古そうなくまのプーさんを見かけて借りて来たのを皮切りに
ここらでまとまった量の児童文学を読んで
こどもの読書に熱心な家庭の子なら必ず通ってそうな読書の軌跡を辿ってみよう!とか思ったりして。


ロアルド・ダールのFantastic Mr Foxを読んだり、
ふしぎの国のアリス(日本語で読んだことはあるかもしれない・・・)、
星の王子さま
星の王子さまは小さい時にアニメを一部見たことはあるのですが、この羊の箱しか覚えていませんでした・・


あとはミュージカル「キャッツ」の原作Old Possum's Book of Pratical Cats、
コンピュータープログラミングの母と言われるエイダ・バイロンをモデルにしたファンタジーチックなシリーズGoth Girl。
いま人気で順調に巻数を重ねているようです。

そしてイギリスの児童文学といえばこれは誰もがあげるという
Famous Fiveシリーズの1冊目Five on Treasure Island。



これは私がひとりで児童文学月間を始めるやいなや、
イアンが実家から子供の頃読んだ本をごっそり持ってきてくれたもので、
最初のオーナーはなんと義理ママ。

ママンの結婚前の名前が書いてあって、
その後にはママンの10歳くらい下の妹さん(イアンの叔母さん)の名前、
で、物持ちの良いママンがキープしてイアンの兄や姉、イアンときて
このたび私も読むことに…笑。


Famous Fiveシリーズを全部読んでチェックを入れている・・・w


子供の本と思って甘く見ちゃいけませんね、さすが年月を経ても色あせず人気なだけはある。
子供が大人の悪意なき横暴に憤る瞬間も、大人がどこをどう間違ってしまうかも、
子供が知恵も行動力も大人をはるかに上回れることがたくさんあるってことも
まるで子供のころの気持ちそっくり書き記したみたいにこの中にぜーんぶあります。
思わず何度も「クエンティン叔父こ○すリスト最上位・・・」とか本を握りしめながらつぶやくほど
前のめりになって読んで楽しみましたw


ちなみにコメディ作家・俳優のジョン・フィネモアがラジオのコメディ番組で
大人になったジュリアンとジョージが再会して・・・という短いスケッチを作っていて、
1冊め読んだ後で聞くと大人の黒いジョークがいっぱいで大爆笑なのでおすすめw
(シリーズ2のエピソード5のなかに入ってたはずなんだけど、youtubeで上手く見つけられず・・)


まあ児童書に限らず、普段から雑食的な読書をしていて
どちらかといえばファンタジー/幻想文学やSFに傾倒してはいるものの
強みになるほど詳しい分野が不足しているかなあと思うので
こうやって○○月間をまた作って絞り込んでまとめて読んでみるのもいいかもなあ…。

Friday 30 October 2015

3カウンティ・フリーマーケット


とある週末、
周辺3つの行政区共同の蚤の市があって、
引っ越して4ヶ月強にして初めていってきました。

その前日にウースターで買った指人形。
ウースターだから名前は「バーティー」(Ref:ジーブス&ウースター)



かなーり広いフェアグラウンドに良い物もガラクタもいーっぱいあって
味のあるガラクタにはつい魅かれてしまう私は物欲を抑えるのが大変でした・・・

しょっぱなから可愛いものがわらわらあるし~




殆ど見て回った中でも最も気になったのは
こちらの金属のトランク↓

ヴィクトリア時代のこの金属の旅行トランクを元ハウスメイトが持っていて、
(彼女はお母様からプレゼントされたそうで、羨ましい!)
時代もののドラマで見たりするたび私もいつか欲しい~と思っていたのでした。

状態などにもよるのでしょうけど、
今までオークションサイトやアンティークショップで見たのよりも比較的抑え目のお値段だったので
これを逃したら後悔するのでは…!と思って現金もってこのストールに戻っちゃいましたよ。



あとは、このトランクを買う前にボーラ―ハットを見つけました。
まだまだ見て回ってから買うかどうか決めようかな~と去ろうとすると
値下げしてくれて、払う時にはまたさらに値下げしてくれたので8ポンドでした笑。
値下げしてくれたのか、それとも計算間違えたのかな・・・?




イアンもドライバーなどを入れる道具箱が欲しかったので
また今度早めに来たら見つかりそうだね~と言いながら駐車場に戻っていたら
まんまとこのサイズ!というのが見つかって
何となく行ってみただけの割になかなかの収穫を得た楽しい週末でした。

何を入れるかまだ決まってない、上にいまのところ私のノートパソコン作業台になってますけど。。。

Wednesday 28 October 2015

秋っていうか冬っていうか


イギリスではすっかり秋も深まり…
いや何か冬か…?ていう気もするな。冬時間になったしね!

9月10月で殆どブログをいじらなかったので
今ちょっと何か書こうとすると、色々あったのに何だったっけ…て感じで
携帯の中の写真をチェックして思い出し中w


先月のことですが、
ウェールズの王立植物園で週末の観光客に向けてライブ音楽を提供するべく
呼ばれてイアンちゃんにくっついて私も出かけたら
この子に出会ってしまったのですよね…淡い水色にピンクやブラウン、ブルーの格子柄の
ウェルシュウールのブランケットを使ったテディ。
ターンアウト、私より出来てるんじゃないかしら。。という足ががばっと開いたポーズと
微笑んでいる口元もとって可愛い。

一端、植物園内のお土産やさんを離れた私ですが、
ライブ演奏を聴きつつも「あれ可愛かったなーやっぱ水色のがダントツで…」と
ずっと気になっていたので
けっこういいお値段だったけど思い切って買ってきました。

水色だから薄い青やグレイを意味するウェールズ語のGlasと名付けて
テレビスタンドの端に飾っています。




この時は、週末に義実家に2泊したので
カーディフにも少しお出かけして、馴染みだった中華レストランのおばさんとバッタリ再開して
ちょっとお茶に呼ばれてお家のリンゴ貰ったり、
冬におでんを作れるように日本食材を買い込んだりと
私たちにしてはちょっとアクティブに動いてみた週末でした…笑。
(いつも義実家では家の中だけで過ごしてばっかりです)



秋ぐちくらいの時期に会ったことと言えば…
あ、マフィン型を買いました(地味)。

あと、義実家で見るケーキなどの粗熱を冷ます時の台が欲しくて
それも一緒に買ったら
レジのおばあちゃまに「マフィンを焼くの?うふふ」ってニコニコされました笑。
 この地味っぽい感じがかえってレトロでいいんですよね~。



あと、ロンドンのバラマーケットで買ったロシアのライ麦パンなんですが、
ロシア人は濃いミルクティーと一緒に朝ごはんで食べたり、
ボルシチともよく合うと聞いたので本当にその通り毎日真似してみたりしました・・・w
スーパーでもよくドイツ風のライ麦パンは見かけるけど
ロシアのはさすがに見かけないものなあ。またこのお醤油のように香ばしいパンが食べたい。
ボルシチにはちゃんとビーツが入ってるよ。もどきのトマトスープじゃないよ(重要)。


これ食べながらロシア文学読みたいところなんですが、
今日本から送られてくるのを待ってるところなんですよね~。
このボルシチ作った時にちょうどオンラインでチェーホフのが在庫が入ってくるのを待ってたので、
まだ1週間くらいは実際に届くまで待たないといけないかな~。





と、ひとつ記事を書いてみたら
あれもこれも、、と最近のことを思い出したので
また近いうちにブログを書こうと思います、たぶん・・・。


Sunday 4 October 2015

ロンドンのたび



大分前に、一緒にお仕事をさせて頂いた方がロンドンにいらっしゃるということで、
先月の下旬にロンドンに行ってきました。

18日がイアンの誕生日だったので、イアンの誕生日祝いもかねて2泊して、
割とひっきーが基本の二人にしては2泊3日でいろいろ行ってきましたよー。

初日は皆でビリー・エリオットのマチネ。




夜は別行動で私が日本人の方と一緒に晩御飯→ベン・ウィショー主演のお芝居『バッカイ』、
前から4列目で、ウィショーさんが目の前でしたよ!すごーい




イアンはお父さんと合流してファンであるスパーズの試合観戦。
プレミアリーグの試合じゃなくてヨーロッパのマイナーなチームとの試合だったので
チケットも比較的安価で、1週間前くらいでも買えたらしい。
最初はイアンにもお芝居チケット買ってあげようかと思ってたけど、
イアンが無類の芝居好きっていうのでもないのに昼も夜もお芝居ってのもな・・・と思ってたので
これで良かったかな。


私の方は、3ヶ月くらい前から語学留学(いや観劇留学と言った方が良いか)してらっしゃる方が
同じくバッカイを見る予定と分かったので待ちあわせをお願いして
フォーを食べに行きました。

カーディフやモルヴェンにはないベトナム料理が食べられる、
都会っていいなあ。。。
 (と遊びに行くと思うけど、住宅事情や交通費を考えると田舎に慣れ切った身にはハードル高い)
 このガーリックビーフ味のフォーがすんごいすんごい美味しかった!イギリスなのにビーフが柔らかかったよ~






さて、このロンドン旅、
まずはこの本を受け取るという目的がありました。

この先月でたばかりの本、
去年から取材同行や、資料のちょっとした翻訳などで私もお仕事しました!
著者のお二人のこなすお仕事に比べたら、私のしたことなど微々たるものですが、
自分の関わった仕事がこんなふうに本になって、手にとってみることができる形になるって
初めてのことなので、本当にうれしい・・・


歴史やイギリスものって好きな人は確実に一定数いるものの、
爆発的に売れるような分野でもないので
初版が順調に売れますように~と祈っております。

それで私が直接利益を得るわけじゃないですが、
この分野の本が良く売れれば、またイギリス物でお仕事に関わる機会がやってくるわけで、
わたしも地味な宣伝にいそしんでおります。。

というわけで、どうぞよろしく!w




Thursday 3 September 2015

ブレッド缶、8月の読書締め


前から、引っ越したらこういうブレッド缶をキッチンに置きたいな~と
ずっと思っていて、
買うならぜひ、ウェールズ語のバージョンを!と考えていました。
Baraはウェールズ語で、パンのことです。

以前、ウェールズ人のウェールズ語によるお祭りEisteddfodの出店で見かけたこの缶…
やっとやっとで我が家にやってきました。

実物みて買いたかったので、売ってるお店を探してたんだけど
このたびJohn Lewisのカーディフ店でウェールズのギフト品コーナーが出来て
購入することができました。

ワンダーブラスのギグに出たり、義実家に行ったりで
1か月に1回くらいウェールズには戻ってるんですよね。ギグの場所がJohn Lewisの近くだったので
ダッシュで買ってきましたよ~。



さて、そんなふうにちょびちょびウェールズに戻ったりはしているものの、
基本はモルヴェンでひっきー全開の生活を送って、本を黙々読んだりなどしています。

8月最後の読了本、放浪記は大ヒットでありました。。
実家で毎年、森光子さん演じる放浪記の舞台のCMを見ていた記憶しかないっていうか、
放浪記って「ああ、あの森光子さんのでんぐり返りのやつ・・・」が私の全知識で
つまり何にも知らなかったのですよねー。

赤毛のアンの訳者・村岡花子の伝記を読んで以来、
明治~昭和に生きた女性作家の作品が面白くなっていたのですが、
この中で林芙美子のこともちらっと出て来たりして、
放浪記も長いこと読みたい本リスト入りしていたのですよね。

そして、読んで本当によかった!
 留学生だった最初の1、2年の経済的に相当苦しかった時のことを思うと
お金や仕事がないカップルのドラマや映画(現代もの)でさえちょっと辛い気持ちになるので
下宿でお味噌汁を盗んで飲むとか、
お茶でさえなくて、白湯にお弁当の梅干しの種いれて母に飲ませたとか、辛み成分多すぎて
もう年下で学がなくても優しい穏やかな板前さんといっしょになっとけよ!とかたまに思ったり。

はやく文人として成功する日が来てほしくて
すごい勢いで読みましたわ…。

あなたの死ぬほどの苦労の末の作品だから、また何度でも読むよ、お芙美さん…


この本自体も読みごたえがあったし、
貧しい中でも貸本屋や古本屋でわずかな小銭でもって買っては貪り読み、
働きながら卒業した女学校時代の文学との出会いをつないでいる様子もよかったんですよね。。

だから私もまたいっぱい読みたくなっちゃった8月末日でした。



Friday 21 August 2015

同級生の結婚式




先週、イアンのセカンダリースクール(小学校高学年~高校くらいの年齢の子が通う)時代の
同級生の結婚式でブリストルに行ってきました。

上の写真は、結婚パーティーの前にちょっとだけ町をうろうろして見かけた
シェイクスピアの名前を冠したパブ。
古めかしそうに見せてるけど、建物はそんなに古く無さそうでした笑。



イアンの友達(新郎)は私は初めてあった人で、イアンも何年も会ってなかったので
「僕、付き合いの良い方じゃないし…」と恥ずかしそうに反省してたら
たくさんのお友達が「あー!イアンだ!」ってすごく珍しいもの見た感じで群がってきてたんだけど、
その他にもここ10年何してたんだ!?ってもみくちゃにされてる男の子たちがいたので、
付き合いが良くないのはイアン一人じゃなかったらしい笑。

新郎も、
そういう何年も連絡してなかったような友達をまとめて呼んで
同窓会も兼ねたかったのかな?


わたしも、長く付き合いのあるのは
高校か大学の友達で、小中学校で連絡を保っているのは一人しかいないと思うね…笑。

高校以降は趣味とか好むものとかもっと似通ってたり、
新しく面白いものを教えてくれる人がいたり
こちらがガチガチ文学を読んでたとしても「うげー何それ」とは言われれずw、
違いに異色な存在だと思っていたとしても、気にも留めずに友達付き合いしていた感じで

だから今も、相手がどんなことしててもそれ自体は気に留めずに
気ままに付き合えているのかなあ、、、






さて、前回ミスブロディを読み終わってから
ちょっくら日本の元祖SF作家、海野十三の短編集をちょっとはさんで
前々から読んでみようと思っていたファンタジー系のYA作品を読んでました。

そのうち読もうと思ってたら日本語訳が最近出てたけど、
町の図書館にこの3部作シリーズがちゃんとあったので借りてきました。


主人公が八方塞がりな苦難に見舞われ
立場上、誰のことも心から信じるわけにもいかず、な状況で
自然とガンガン読み進められるし、言葉もYAなので特に難しくない。
400ページ超えるのでそこそこ時間はかかりますが1週間ちょいで読めました。


ミス・ブロディのほうはモダンクラシックで
文学史上に残る名作を読んでる感がひしひしありましたが、
Poison Studyみたいに、とにかくエキサイティングでワクワクする本もやっぱりいいなと思います。



次はまた日本語の本を読んで(写真にちょっと写っている「ヴィクトリアン・ダンディ」)、
これまた図書館から借りたコージーミステリーのThe Inspector and Mrs Jeffriesを読む予定です。
(これもヴィクトリアン設定の本です、うふふ)



*そういえば、更新が稀になってしまったし、頻繁になることもないとおもうので、最近ブログランキングは退会しました。ぽちっと押してくださっていた皆様、ありがとうございました。




Friday 14 August 2015

夏のおもひで



イギリスで本当に真夏らしかった6月後半、
さらに気温が上昇していた大陸へ週末の弾丸旅行を決行。
行先はドイツのシュトゥットガルト!

暑い~と言いながら日焼け止め塗ってスタバのマンゴーシャーベットみたいなの食べたりして、
ああ、あの2泊3日は本当に夏だった…


何で唐突にシュトゥットガルトに行ったかというと、
カーディフでやっていたジャズバンドが姉妹都市シュトゥットガルトとの友好イベントに呼ばれ、
引っ越したばかりだった我々にもお声がかかったからなのでした。

交通費もタダ、ちょっとした諸費用も貰ったので私、ぜんぜん自分のお金使ってません笑。
2泊3日で観光は土曜の午後しかなかったから使う暇もあんまりなかったんだけど。







シュトゥットガルト市内に着いたー!で、市庁舎でのイベント打ち合わせ直行。
建物が色違いになっててかわいいなー、イギリスじゃないところに来たってかんじ!



リハーサルが終わって、市庁舎のすぐそばのレストランでペコペコのお腹を満たしました。
 いつでもどこでも見かけたちょっと酸っぱいジャガイモのサラダ


 シュヴァ―ベン州の郷土料理のおっきなラビオリ。良いレストランで食べたせいもあって美味しかった!






土曜は予めシュトゥットガルト市で許可申請をしてもらってハイストリートの一角でバスキングして、
CDの売り上げと併せてなかなかの金額になったのですが、
これを晩御飯みんなでパブに行って飲んで食べて使い尽くしました!笑

観光はそれぞれ個別に分かれてましたが、
私とイアンは(カーディフやモルヴェンではレストランが無い)ヴェトナム料理のカフェレストランで
フォーと生春巻きを堪能したり、
イアンの最も愛する場所、すなわち中古レコードショップへ行って地元バンドのCDを探したり。

ちょっと文化・歴史的なとこもいっとくか、と思ってお城の博物館とか、
すぐそばの楽器の博物館とか、やや駆け足で回りました。
あとは、老舗のお店でプレッツェルとかミディアムハード系のパン買ったりとかね笑。




さて、最終日の日曜日はシュトゥットガルトマラソンの到着地点、
メルセデスベンツアリーナへ。
 ゴール!というポーズを取ってみたいフットボール大好きイギリス人


ここで姉妹都市カーディフからやってきたバンドとして
にぎやかしの演奏をして、市民ランナーのみなさまの応援をしてきました。
ずっと電光掲示板の結果みてたらちょっと日本人の参加者もいたよ!


ハーフマラソンが終了して、
我々を含む裏方の人々はVIPルームでビュッフェランチ。
優秀な成績のメダル獲得者もこのビュッフェに招待されてたぽかった。

バーもあったので、のんびり座って可愛いパンや美味しいサラダもいっぱい食べながら
ドイツビールをあおるイギリス人たち・・・
ついにドイツでソーセージにありついた瞬間




最後は私とイアンだけバーミンガム空港行きの飛行機に乗る予定で時間があったので、
(他の皆はヒースロー行きで、そこからマイクロバスでカーディフ帰着)
アリーナから歩いてすぐのベンツミュージアムに行けたし、案外いろいろ見れたなあ。


こうやって週末はさんで大陸の国に遊びにいくのもいいねえ、と
ちょっと味をしめた二人なので、
今度はウィーンあたり行ってみたいな♪



Sunday 9 August 2015

腰痛のゆくえ





読了:ミス・ブロディの青春。40代で華を迎えている、それは60まで続くと思っているミス・ブロディ。
彼女のはやや破滅的な生き方ぽく見えるけどいつでもI'm in my primeと思って生きるのはかっこいいかも。



このブログでも以前書きましたが、
3月末に4度目の、一時的な寝たきり状態を伴う坐骨神経痛がありました。

肉体労働で一気に腰を痛めたのではなく
ソファにいつも座って過ごして少しずつ痛めたという経過のせいなのか
2週間~1か月経っても右の臀部や太腿などに違和感が消えず、
毎朝そっと気を付けながら起きて、ジョギングどころか小走りも控える毎日。



3度目までとずいぶん経過が違うので、
これは後遺症としてずっと残るんだろうかと不安にも思ったし、
今までできていたことが出来なくて、高齢ならともかく30代でそういうことになるのは、、、と
落ち込んだり、イライラもしていました。

あんまり治りが芳しくないので針にもいったんですよー。
イギリスで受けたらべらぼうに高くてビビりましたけど…



7月に入ってから臀部の違和感がかなり緩和され、
毎朝起きる時に気を付けて慎重になることもなくなって
8月に入った今は、ほぼ元通りに前屈もできるようになってきましたー!
これでバレエのために本格的に柔軟にも力が入れられる、ふっふふ…

座った状態なら足の先を掴んで頭に着けられるようになったので
ゆっくり頑張ればビールマンスピンな体勢もいつかできるかも、なーんて。
モルヴェン図書館。もう秋か・・・?


教わったヨガや、バレエ教室でやってるピラティスとヨガの合いの子みたいなエクササイズも
今後も続けて、腰痛を再発させないようにつとめたいです。
何しろ、「思いっきり体を動かせる」ってすばらしく快適なことですもん。


さて、これから元気に1週間の食材をまとめ買いに行って、
結婚記念日プレディナーも食べにいってきまーす。
(月曜が記念日なんだけど、私はバレエにいくのです)


Saturday 25 July 2015

そろそろ落ち着いてきたかな?

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あたふたとしている間に
家具も一つずつ揃えていき、
だいたい必要なものは揃ったかなあ~というところ。
なかなか買いにいけなかったダイニングテーブルも買えたし!

寝室のブラックアウトカーテン(遮光カーテン)もやっと注文して届いたので
そのカーテンのためのリングを買ってきたところ。

「ふう、暮らすって物入りね~」(って魔女宅であったけど彼女は所詮、家具付き部屋住まい!w)

 ある日のバッグの中身(+ノートPC)

ひと月前、カーディフのバンドの皆と
カーディフの姉妹都市のシュトゥットガルトに行ったのですが、
何となく入ったスイーツ&スパイスショップにてフランスのお菓子(上の写真の右下)を買う矛盾・・・
こういう缶みたいな、地味に美しい恒久的なデザインとても好きです。

本はこの間読んだ幻獣辞典。
博覧強記な作者のオタクメモみたいな楽しい本でした。
カバーを外してみたら、河出文庫の可愛さにときめいた。

 真ん中左よりにある「フェンリル」という幻獣が
「猫の足音」その他6つの架空のもので出来ているという・・何それときめく!笑



生活もやや落ち着いてきたところで
(=毎日家に帰ったら片づけが待っているとか家具組み立てが待っていたりしないという意味で)
2週間前から作り置きをはじめました。



2人分の毎日のお弁当がだいたいカバーできるくらいの分量、
プラス日々のごはんにちょっとサイドメニューが入れられるくらいを目指したい。
どのくらい作れば余ったり足りなかったりせずに過ごせるか加減を探っているところです。

晩御飯はイアンちゃんが交代で作ってくれるし
8種類ぐらいがちょうどいい具合かなあ、たぶん。


あんまりアジア系食材が見つからない町で
リーズナブルなお値段の食材でどんなメニューが作れるか考えるのもなかなか楽しい。
日本よりは高くて値段みたらうえっと思うけど
お醤油とかお味噌とか一定期間使い続けられるから
調味料はしっかり揃えておけば結構いろいろ作れるもんですね~。


という、特にモルヴェン情報でもない
ふつうの日々のはなしでありました・・・


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Wednesday 15 July 2015

中世の町Ledburyへ

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引っ越し先を決めるために
モルヴェンに初めて行った時からその中世の建物が並ぶ様子が気になっていた、
Ledburyという町。

モルヴェンから車で20分くらいなので
最初のお出かけはここにしようよー、と決めてレッツゴー。


お昼を取る場所を探しながらアンティークショップに寄り道したりしてたら
Prince of Walesという(ありがちな)名前のパブはこちら、というサインがあったので
おお、これは行くべきだ!と向かってみると、
街の中でも特に古い建物がきれいに保存されたエリアでした。

 歩いているだけで浮かれちゃう~





写真を撮り忘れちゃったけど、
かなり本格的に辛いマドラスカレーをチップスとライスのハーフ&ハーフで頂きました。
(この半々でカレーを頂くのはウェールズ風なのですが、イングランドでもやるのね!w)

このエリアにはチューダー様式のお家がいくつか博物館になっていて、
どれも無料ですがなかなかのコレクションを所蔵していて面白かったですよ。

この巨大なブーツ型バスタブがいちばんインパクトあったかな笑


博物館の人の話によるとMaster's Houseはぜひ見ておけということだったのですが、
なんとここ、土曜日はお昼の12時半で閉まることが判明!
Ledburyに着いたときにはちょうど閉まるところだったんじゃないか・・・w


というわけで、
モルヴェンから近いことだし、今度はお昼前に出かけて行って
このMaster's Houseも見に行こうと思います。


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Saturday 4 July 2015

ほったらかしている間に

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色々ブログに書きたいことなど溜まってはいるものの、
あっという間に時間がすぎて、旬も過ぎて
書かないまま…ということがずいぶんあります、デヘ。


とりあえず新しい方からいってみよう。


前の記事に書いたハイキングコースの終わりにこのユニコーンパブがあって、
ここがC.S.ルイスが文学仲間や丘歩きの仲間と集っていた場所というのを知って
ぜひランチしにいこう!とずっと言っていたのでした。



ビールの価格もお洒落なカフェバーみたいに高い値段じゃなかったし、
フードメニューもウェールズ並みに安かった(すんごい美味しいわけでもないけど)。
ここにC.S.ルイスが・・・って妄想だけで楽しめたからぜんぜんオッケー。





この日はローカルの本屋さんや古本屋さん、レコードショップをうろうろしたあと
1度は行っておこうと言っていた、世界一小さな劇場へやってきました。


まあ、(建物内にある劇場の中で)世界最小の記録はどっかに破られてるかもしれないけど
とりあえず2000年代にはギネスブックにちゃんと登録されたそうなのです。

最小ということも注目に値しますが、それより私的に気になるのは
この建物がヴィクトリア時代の男子トイレだったということ笑。
ちょっとソワソワしますな・・




うむ、想像通りに狭い・・・・このおじいちゃんがマペットショーをやってくれます。


10分くらいの短いショーで3ポンド。
ショーの最中を除けば写真も自由に撮れて、セットや内装がヴィクトリアンの怪しげな雰囲気で
個人的に楽しむポイントは色々あったのでとっても良かったです笑。


お家でインターネットが使えるようになったあとも週に1、2回は図書館出勤して
お昼に町をすこしブラブラしたりもして少しずつ何がどこにあるか分かってきてはいるけれど、
やっぱり週末仕事をしていない時にゆっくり町歩きできてよかった。

元々が田舎出身のせいか、
こういう小さな町暮らしけっこう性に合っているかもしれません。



Tuesday 9 June 2015

Malvern Calling

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ども、こちらモルベンからこんにちは。



ここは村から町の中心部へ徒歩でいく近道。何て言うかハイキングコース。

引っ越し先はモルベン中心部であるGreat Malvernではなく、
郊外の村なのですが、何だかとても典型的なイングランドのポッシュな田舎という感じ。
年齢層が明らかに高くて、アッパーミドルな年配カップルがにこにこ道を行く様子が毎日の風景。
ポストに入るジャンクメールは富裕な高齢者の写真例がいっぱいのお家のリノベーションとかケアホームとか笑。



えらいところに引っ越してきたなあw



最初は、アジア人、いや白人以外を滅多に見かけないし
ジロジロ見られたり、居心地悪かったりするだろうか、とかほんのり心配もあったけど、
1週間住んでみると少ないなりにもアジア人は街中では一応毎日見かけるし(1日3人未満)、
子供にも珍しそうな顔もされない。

この辺に住んでいる人は仕事はウースターとかバーミンガムとか都市に行ってて
おじいちゃんおばあちゃん達もガンガン外国を旅行してたりして
閉鎖的な感じはそうないのかもなあ。




カーディフのフラットみたいに
家でてすぐアジア系のものが買えたり、服やらなんやら買いにもいけないけど
無いなりに結構順応しつつあって、まあまあ何とかやっています。

お家は収納系の家具などまだ揃ってなくて
ちっとも片付いてないから写真は初日に撮ったこれぐらいしかないけど・・・
奥の書斎(予定)にはもっと段ボールが積まれている…


そういえば、
村で唯一のカフェ/ショップにバターを買いに行ったところ
レジのおばあちゃまが「息子が日本にいてね、日本人の奥さんと高知にいるの」なんて
言うではありませんか。

「えっ、わたしその隣の愛媛の出身なんですけど」って返したら
「あら~じゃあ四国からきたのね!」なんて言われてドびっくり。

この小さな村の、地元民のおばあちゃんが「四国」という単語を発するとは
まったくもって予想もしなかった・・・ポッシュな田舎はグローバルだぜ。



とまあ、こんな感じで1週間。
カーディフにいる間に注文してた日本語の書籍も首尾よく届き、
家の中はまだ全然片付かないけど、何とかスタートを切ったモルベン暮らしです。



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